「膝の痛み」が正座できるまでに変化!

2015年7月17日

1ヶ月ほど前から膝が痛く曲げることができなくなったのですが、ヨガのクラスを受講しても大丈夫かどうか相談に来られた方がおられました。

2階のヨガ会場まで階段を上がってこられたこと、毎日仕事にも行っておられること(保育士さん)から考えて、無理をしなければ大丈夫ですよ〜と判断して受講していただきました。

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当日のヨガ指導のカリキュラムはスキのポーズを予定していましたので、膝への負担もないだろうと考えました。

正座どころか長座(足を投げだして座ること)もきついようでしたので、マットを折り畳み、その上にお尻をのせて座っていただきました。

準備運動(体の中の種々の関節を動かしておくこと)はそのまま出来ることだけを行っていただきました。

kaigo07-2途中も膝の様子を見たりしながら進めたところ、少しの間ですが正座ができるま

でになり、全く曲がらなかった膝が帰りにはほとんど痛みがなくなり、立って軽い屈伸運動ができるようになりました。

1ヶ月以上苦しんだのがウソみたいと、ご本人も大感動でした。

仕事上、いくら気をつけていても繰り返す可能性はあります。

もともと椎間板ヘルニアで腰の手術をされ、長くお休みされて復帰してくださった経緯があります。

ヨガを信じて、真剣に取り組んで下さっていますので、良くなりますようにと祈りつつ、応援させていただこうと思います。

(レポート 山本ヨガ研究所講師 松山瑜伽里)


東京・第1回ユネスコ国際ヨガの日制定式典が開催されました

2015年6月25日

「第1回ユネスコ国際ヨガの日制定式典」は 20156/19に東京/インド大使館が主催。その招待状をいただき、参加してきました。

まずワドワ駐日インド大使から日本でのヨガ普及に貢献してきた4団体の代表に「功労賞」授与の式典から始まりました。

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私の師匠であり、日本に最初にヨガを伝えられた 沖正弘先生の「沖ヨガ団体」が一番に表彰されました。
現在の代表者龍村修先生が授与され、プレゼンの中で沖先生の生い立ちと海外や日本でのヨガ活動の実績が報告され、懐かしさがこみ上げてきたひと時となり、更に他団体の創立者の先生方もヨガへの思いや普及活動の話しをされ、みんなのヨガへの熱意を確認。

taishikan3印象に残ったのは、ワドワ駐日インド大使より、今後のヨガの未来、taiishikan4インド政府の日本に対するヨガ界への期待なども語られ、これから日本の教育界でヨガを普及して欲しい、その為にバックアップしていく、と言われた事。
その方針として出された「サティアサイ教育協会」からのプレゼンに、教育とヨガの接点が更に明確になりヨガ人もその後の立食パーテイではその熱意を語りあった夜でした。

 

ヨガ哲学の体、心、精神、生き方の調え方や自然や宇宙との関わり方など広げていく方針に参加者の心が一つになりました。

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国連制定「国際ヨガの日」6/21 報告

2015年6月25日

6月21日、第1回ユネスコ国際ヨガの日を相楽園(神戸)で開催いたしました。
からりと晴れ上がった青空は、会場に晴れやかさと美しさを届けていただいた感じ!
40年間ヨガを続けてこられて、この日世界一斉ヨガ(192カ国参加)に参加できる一体感と感謝と平和と愛!を感じて充実した1日を終えることができました。

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kokusai2インド総領事 ティー・アムストロング・チャングサン様からも祝辞をいただき、インドから国際ヨガの日に必ず行うように指定があったシャンバヴィムドラの写真も撮影して早速にインドへ送りました。

参加していただいた皆様、ありがとうございました!
(インド ニューデリーでは、モデイ首相自らヨガデモンストレーションをされ、ライブで世界に配信。37000人の参加とか。)

当日の神戸にも、東京、金沢や沖縄など遠方からもお越しくださり、ヨガという吸引力を再発見しました。

 

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顎の下を強めにさすって、股関節を柔軟にする

2015年6月13日

山本ヨガ研究所の講師が指導している尼崎市スポーツ振興事業団の教室での体験報告です。

「朝、エレベーターで、生徒さんとご一緒させていただいたんですが、
その生徒さんは、普段のクラスではご高齢の為に聴力がほぼ無い状態の方で、いつも一生懸命私の動きを見てyogaをしてくださっています。

この方が、
先週、顎をさすっておられて、股関節触ってらっしゃいました。
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そして、今朝お会いしたら下記のように、喜んで報告してくださいました

「ヨガで習っているときは分からなかったんですが、お家に帰って顎をさすってみたんです。
左側の顎の下が痛くてそこをずーっとさすってたんです!

次の日旅行に行ったんですが、本当に足が軽くてすっすっと歩けたんです‼️
顎をさするとは、股関節が楽になることやったんだ〜!と、やっとわかって嬉しかったです。

これからも顎の下をいつもチェックしておきます。」

と報告をしてくださいました。

以上 山本ヨガ研究所講師 北中智子


産前うつ軽減によいという、ヨガの呼吸法や瞑想法

2015年6月5日

 

「ヨガの呼吸法や瞑想、産前うつ軽減によい」という記事です。

中国・第二軍医大学のHong Gong氏らが、産前のうつに対するヨーガの有効性を20~40歳の妊婦375例を対象に実施しました。

呼吸法や瞑想により深いリラックスを得るタイプのヨーガにより、うつが有意な低下が認められたことを報告しました。

 

また、「身体的運動を中心とするヨーガ」と、

 

「ヨーガの呼吸法や瞑想、深いリラックスを促す統合ヨーガ」実践グループを比較しました。

その結果、後者でうつレベルの有意な低下が示されました。

前者ではうつ症状の部分的軽減に有効な可能性が示唆されました。

 

前者はハタヨーガ、後者はラージャヨーガと呼ばれますが、

どちらにしても、産前うつ症状の軽減に有効であることが示されたわけです。

参照記事(ケアネット 2015年2月23日)

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ヨガの呼吸法や瞑想、産前うつ軽減によい

産前うつは、母体と胎児のどちらに対しても身体的、精神的な悪影響を及ぼす可能性がある。産前うつに対するヨガの有効性を明らかにするため、中国・第二軍医大学のHong Gong氏らは、6件の無作為化対照試験(RCT)の妊婦375例を対象に、システマティックレビューおよびメタ解析を実施した。その結果、呼吸法や瞑想を通して深いリラックスを促すタイプのヨガにより、うつが軽減されることを報告した。

BMC Psychiatry誌オンライン版2015年2月5日号の掲載報告。

・対象は妊婦375例で、大半が20~40歳であった。

・うつ病の診断は、DSM-IV構造化臨床面接およびCES-D(うつ病自己評価尺度)のスコアに基づいて行った。

・ヨガ群は、対照群(標準的産前ケア群、標準的産前エクササイズ群、ソーシャルサポート群など)と比較し、うつレベルの有意な低下が認められた(標準化平均差[SMD]:-0.59、95%信頼区間[CI]:-0.94~-0.25、p=0.0007)。

 

・1群のサブグループ解析において、産前うつ女性および非うつ女性のいずれも、ヨガ群では対照群と比べうつ症状レベルが有意に低いことが示された(産前うつ女性SMD:-0.46、95%CI:-0.90~-0.03、p=0.04 / 産前非うつ女性SMD:-0.87、-1.22~-0.52、p<0.00001)。

 

・また、2種類のヨガ、すなわち「身体的運動を中心とするヨガ」と、それに加えて「ヨガの呼吸法(pranayama)や瞑想、深いリラックスを促す統合ヨガ」の産前うつに対する効果を予測するサブグループ解析も行った。

 

・その結果、統合ヨガ群でうつレベルの有意な低下が示された(SMD:-0.79、95%CI:-1.07~-0.51、p<0.00001)。身体的運動を中心としたヨガ群では有意な低下は認められなかった(同:-0.41、-1.01~0.18、p=0.17)。

 

・妊婦における産前のヨガ運動は、うつ症状の部分的軽減に有効な可能性が示唆された。

 


日本アーユルヴェーダ学会神戸総会で視力向上ヨガを発表しました

2015年5月11日

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5月10日神戸チサンホテルにて、日本アーユールヴェーダ学会主催のワンディーセミナーが開催されました。

「長生きは五感の健康から」というテーマで、アーユルヴェーダの先生方やヨガの山本正子先生、耳鼻科や歯科医の先生など多くの素晴らしい先生方による充実した内容でした。

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特別ゲスト講師は、インドからお越しくださったインドKVGアーユルヴェーダ大学教授(UDAYA SHANKAR)でした。

「アーユルヴェーダにおけるアレルギー性鼻炎の予防と治療法」の講演があり専門的な視点からの講義にすっかり魅せられた感じです。

 

北は北海道から南は沖縄までの250名の方々で熱気あふれる会場となりました。

 

私達が、肉体的にも精神的にも健康で充実した毎日を過ごす為には、五つの感覚器官の働きが重要だというテーマで、なんと11人もの先生方によるリレー式講演会でした。

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五つの感覚器官、(視覚、聴覚、臭覚。味覚、触覚)をそれぞれ専門の先生方が実習等をまじえて、わかりやすく講義をしてくださいました。

 

山本正子先生は、勿論 視覚で「視力向上ヨガ(アイヨガ)」を講義されました。

初めて体験される方も多く、みなさん一生懸命に目玉まわしや顔じゃんけんに取りくんでおられました。顔じゃんけんでは、いつものように笑い声が。

お一人の先生方の持ち時間が30分と言う短い時間でしたが、アイヨガはきっちり結果がでます。会場からは「明るくなった」「さっきより良く見える」「老眼だけど終わったときは、ペットボトルに貼ってある小さな説明書が全部読めて、変化に驚いた!」とたくさんの声が上がっていました。

視覚は情報のほとんどをしめます。その分日々酷使している感覚器官です。

皆アイヨガを自宅でセルフプラクテイスしてほしいです。

 

私達が健康で楽しく生きる為の根本は、何も難しい事ではなく毎日の生活の中にあります。姿勢を正す。深い呼吸をする、食べ過ぎない、十分な睡眠をとる、寝早起き、適度な運動をする等だれでもできることが健康につながります。いかに毎日意識して過ごすかの大切さを感じました。

 

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アーユルヴェーダでは、愛情、人を思いやる心がキーワードになります。

11人全ての先生方が、その思いを伝えてくださいました。

アーユルヴェーダ顧問のシャルマH.S.SHARUMA)先生の85歳とは考えられないほどのパワーに

元気をいただいた1日、そして充実した素晴らしい1日を有難うございました。

 

 

 


肝臓に効果のある視力向上ヨガ

2015年5月8日

南紀江講師の「視力向上ヨガ」指導レポートが届きました。

視力向上ヨガは4月も肝臓の働きを良くする動き、心=怒らない、許すをテーマにして行いました。

東洋医学では、春は内臓として肝臓に気をつけることが大事ですので、その話もいれました。

また肝臓には緑の野菜が効果的で、酢の味を春には取り入れるのが自然の巡りと一番合っている話は

結構盛り上がりました!

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5月もひきつづきこのテーマで行う予定です。

頭の後ろにあるツボ(沈枕)やこめかみなど刺激しました。6点法。 (沖先生の3分間眼がよくなる体操より。

頭の後ろにあるところは、押すとかなり痛みがある人もいました。(私も押すと痛いです!)

頭がすっきりしたと言っておられました。


今週のカリキュラム ねじりネコのポーズ&英雄のポーズ①②

2015年5月2日

今週のカリキュラムの指導レポートです。

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テーマ
『自分にあう健康法とは?』

『気分はよいか?』 『呼吸は楽か?』 『脈が整っているか?』
この3つを観ることである。(沖正弘先生)

(骨盤修正)*仰向け、かかと突き出し足肩幅に開いて、両手後頭部で組み、お尻をできるだけ高く上げて脱力する。
骨盤を右、左にスライドさせて、やりにくかった方を1回追加し、スライドさせた方にお尻を落とす(しばらくそのまま)

(自己観察)
*舌が上あごについているか、下あごについているか?
上あごについている方が呼吸がしやすい。
*肋骨間に、手の指をはめてみる。
*握りこぶしで、お腹を右回りに軽くたたく。
*脇腹をつかんで、分厚い方をもみほぐす。

(お腹ほぐし)ペアになり、Aさん仰向け両膝立てる。BさんAさんのお腹に腰を下ろし、腰を右に回し、お腹をほぐす。
(胸を開く)胸骨は大量の骨髄が存在し、血液の20%殻30%は、胸骨で作られる。
*胸をたたく
*ペアになり、中指同士をひっかける。Aさん、引っ張る。Bさん耐える。
*手を後で組んで、肘をしめて、下に引っ張る。胸を天井方向へ向けてそる。

(ネコのポーズ)*四つん這いから、両手を伸ばし、胸を床につけようとする。
右手伸ばし、左手あごの下で、胸を床につけようとする。
左手伸ばし、右手あごの下で、胸を床につけようとする。
両手をあごの下で、胸を床につけようとする。

風邪・喘息03

(ねじり猫のポーズ)
*四つん這いから、右手を、左に伸ばし、右手先から肩、右頬を床につける。左手を天井方向へ持ち上げる。左足を右手のほうへ近づけ、左手はねじって、左後方床へつける。(ねじる)
反対も同様に行う。

 

気分爽快ヨガ

(英雄のポーズ①・英雄のポーズ②連続)
*マットの前方に立ち、左右に一歩大きく踏み出す、右足先体と平行、左足45度内側に向けて、両手を肩の高さに伸ばす、吐きながら、右膝を90度曲げて、キープする。骨盤を曲げた膝方向へ向けて上半身を90度回転させ、両手を高く持ち上げ、胸を反らせて、キープする。
反対側も同様に行う。


ヨガ雑誌 YOGINI(ヨギーニ) Vol.45に視力向上ヨガが紹介されました

2015年4月29日

地に足をつける五感トレーニングの中で「視覚」として紹介されました。

「目は心の窓!アイヨガで目を輝かせ、心まで晴れ晴れと」
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沖正弘先生の子供の教育 エピソードです。

2015年4月22日

沖先生が存命中は、静岡県三島に「沖ヨガ道場」がありました。

医者から見放された人々、生きる道を見失った人々、難病の人、芸術家、政治家、スポーツマン おおくの人たちがともに寝起きして沖先生の指導を受けました。バージョン 2

 

以下はその中の、ある子供さんののエピソードです。

〜〜〜〜〜〜

強暴性があり、両親が「この子といっしょに死のう」と思いつめるほど、

すさんだ問題児が、沖 正弘先生のところへあずけられた

偏食もすごく、肉類玉子類しか食べない子だ。もちろんヨガ道場の食事(自然食)など口にしない。

 

問題行動の原因の一つが、生活の偏り弊害だと見てとった沖導師、

 

何日も食事に手をつけないその子に「野菜を食べた量だけ肉をあげよう。」

そういって少しづつ野菜類を食べさせるようにしていた。

でもその子は、道場を勝手に抜け出して食べたいものを、町の店にいって盗んで食べていた。

当然道場に苦情、連絡が来る。

でも沖導師は怒らない。黙って見つめている。

「先生!怒ってください。殴ってください。」 その子は言う。

「お父さんもお母さんも、怒ったり殴ったりしてくれた!」

「そうすると・・すっきりするんだ。」罪がそれで済んだ気持になってしまうのだ。

「良い子にしたら、殴ってくれますか?」「だったら良い子にします。・・・」

(その子は答えを出している!!)

 

沖導師はその子に言った。「きみを殴ったら、僕の手が汚れてしまう。」

「きみの手は盗みという行為で汚れているからだ。」

「だから良い子になったら、殴ってあげよう!」

「そのかわり、僕の手に罰を与える!!」

「君の手が悪いことをしたのは、この先生の責任であるからだ!」

沖 正弘導師は火をつけたローソクで手を焼き始めた!

 

「!!!!!」

 

その子は泣きじゃくりながらそれを止めた。・・・・・・

それ以来、見違えるようないい子にその子は変わったと言う。

 

出典 「実践 冥想ヨガ」生活編 沖 正弘著   日貿出版社

 

 

”愛” 沖ヨガの五つの重要キーワードのひとつであり最高の人間的行為である

 

定義:【愛とは正しく生きることに協力する事です。】

 

(合掌)